ダーツ
今日は趣味のダーツを。
皆さんはダーツと聞いてどんなイメージを抱くでしょうか?
「オシャレ」?
「カッコイイ」?
「モテる」?
ある意味合ってますが、私は本質としてはちょっと違うように感じますw
実は競技として見るとかなりシビアなスポーツです。
基本的なルールとしては矢を3本持ち、その3本を投げることを1ラウンドとし、8~20ラウンド(ルールによる)で1ゲームとして成り立ちます。
ソフトダーツ(矢の先がプラスチック)では基本的にブル(的の真ん中のエリア)を狙う事を基本としますが、1本がブルに入っても2本、3本続けて入れることは結構難しいです。
考えとしては同じ場所に矢を運ぶことを目的とするので3投ともに同じ動作で矢を投げる、ということが求められます。
しかし人間の体の感覚はいい加減なもので、なかなか同じ事を3回繰り返すということが出来ないんですね。
この人間の体のファジーさが一番の敵、といっても過言ではないかも知れません。
そして本当に3本ブルに入れる事を考えると、先に刺さった矢の位置も重要になってきます。
矢は自然の法則に従って放物線を描いて飛びますから、必ず的には上から斜めに当たるんです。
ということは、1本目がブルの一番上側に刺さってしまうと2本目、3本目の邪魔になってしまうんですよね。
ブルの直径が約4cm、一般的なダーツの直径が約6~7mm、さらには羽の部分もありますからいかに邪魔であるかが想像できるかと思います。
プロなんかは1本目を左下、2本目を右下、3本目を真ん中と言った風に組み立てていき、より3本の矢を上手くブルに集められる技術を持っているなんて言われています。
ルールによってはトリプルリングと言われるブルよりさらに狭いエリアに3本の矢を刺さなければ勝てない場面も出てきます。
トリプル”リング”といっても集める場所はその一部、面積にしてブルの約1/3程度です。
その難易度はブルに3本(ちなみにハットトリックと言います)の比ではないことが分かるのでは無いでしょうか。
投げる距離は約2.4m。ブルの高さは170cmほど、的の全体の大きさは直径約39cm。
色々数字に出してみると、最初に書いたようにシビアなスポーツである。ということが想像できますでしょうか?
まさに職人技、といえるように思います。
あ、もちろんそんなシビアなことが出来なくても楽しめますから、もし機会があれば尻込みせずにやってみてくださいね~
ダーツが出来るところはお酒が提供されるところがほとんど(コンビニのラインナップのようなところから本格的なバーのようなところまで)ですので、飲み会の2次会とかでも楽しめると思いますよ。
ちなみにダーツの矢は安い者で3本セットが1000円程度から手に入れられます。
※ここではソフトダーツについて書いてありますが、針が金属のものを使用するハードダーツというものもあります。 それについてはまたの機会に。